何に価値を置くかは個人の自由であって侵害されるべきではない。採用の主導権を握っていたのは会社であって、働き方やパフォーマンスの在り方を事前に指定されたわけでは全くない。むしろ、被雇用者の何らかの性質を評価してのことであるなら尚更、成文化されていないような規範を押し付けるのは自らのかつての、ないし現在の採用計画への裏切りでさえある。
皆自分が正しく偉いと程度の差こそあれ思っていないとこの世に生存し続けられないが、その信念を絶対的に振りかざした瞬間、途端に安っぽくなる。
仕舞って大事にしていた襞に、感謝すべきか謝るべきか分からないのはもはや末期。