---辛い。つらい。ツライ。大したことない。肉体的に病んでるときに歯を食い縛って眼を見開いてぽろっと止まらない涙と、この人でなしの行きどころの無さにじんわり来る涙は、前者のほうがずっと清く正しく尊重された。全くなんてことない。ただ、前者には希望があった。
---ひとりでにそうなったのではない。手を貸す。one of themにさえなれない。特定の何かにも。彷徨っててもいいか。罪は被る。
---無言の微かな明示でない期待の連なり。それが公的なるものへの衝動。それは「責任」とかそんな大層なモチベーションじゃない。ただの、「申し訳なさ」と「切なさ」だ。