Sunday, July 6, 2008

志と幸福

前投稿テーマのようなことを西洋法制史の後に立ち話したのは、1つ上の先輩だが、彼女は実に物腰が柔らかで、おそらく誰にでも優しく朗らかに接するのだろう。しかし決して「当たり障りなく」という意味ではなく、誰がしかに何らかのインパクトを必ず与えるような。かなりefficientな、という形容がぴったりである。帰国なのに(というのは語弊があるが)too aggressiveではなく。



そんな先輩に、私は上野樹里似だと言われた・・・初。高校時代は仲間由紀恵と結構言われていて(自慢では全くない)個人的にも努力していた。上野樹里か・・・ラストフレンズは当方全く見ていないが、のだめ以降のマンネリを打破したとかで結構評価されているよう。うーん、しばらく様子見とするか。



その後のアラビア語教室はワンクール最終回で、終了後都庁近くのレバノン料理に。さすがに受講料を払い続ける余裕は学生にはないので、これでお別れだが、自分で勉強を継続する自信がついた。約1ヶ月後、クウェート政府奨学金に通れば良いが、通らなければ、それなりに進路計画の微修正が迫られることになる。教室に関しては、滅多に交流を持つことのない社会人の方や主婦の方とお話する機会が持てたこともgood。学生、特にこの大学の学生はなかなか閉じこもりがちで変なエリート意識(必要だけど)に固執することもあるから、こういうのは貴重。

驚いたのは、その帰り、新宿駅の小田急側に立っていた「私の志集 300円」の女性。気になり検索してみれば、約25年近くも立ち続けているという。占い師が軒並み連ねるエリアだから、そもそも異空間な雰囲気がばっちり漂っているものの、その人はその異空間の中のさらなる異空間で。質素で慎ましやかな服装も古風なおかっぱの髪形も時がそこで止まっているというのは言うに及ばず、その人の放つ眼力がこの世のものでない、というか表現を放棄してしまえば、「イっちゃってる」感じなのだが、なにやらかなりの直球で何かを信奉(信じてる、とか信仰してるとかというレヴェルではなく)しているよう。話してみたら面白いだろうけれど。あれは、すごい、としか言えない自分の語彙力を呪いたい。

火曜には、行政法をサボって、おそらくclosest friendsと呼んでさしつかえなかろうY子とI本とカラオケ。70~90年代初頭までが我等の守備範囲。まったく、本当にいい奴ら。捻くれてみたり、突っ張ってみたりするのに、本当はどこまでもまっすぐなんだな。寝言で将来の幸福を祈られたときには涙が出そうなものだったけど。他人の幸福を本気で祈るってなかなか純粋にできることではない。そういう仲間に恵まれた幸福のほうが噛み締めるには身近な現在。この瞬間を大事に。ずっと飲み会える関係でいられれば。

そういえばモンゴルのBちゃんのカレーは絶品だった。

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