Tuesday, January 13, 2009

サウジ国境雑感

サウジアラビアとの国境に行く。不毛の地と呼ぶことほど不毛なことはないのかも知れないと己を恥じる。
見る・見られるカンケイ。どっちが?これは全てに普遍的だと言い切ろう。


サウジとクウェートの国境。向かいには、結婚するか、ツアーに入るかしないと入ることはない。行けないわけではないが非常に行きにくい。そうなると俄然燃えてくるのが性だが。ゴミだって?ゴミだから?フェンスを越えられないんだ。シュールだな。



サウジから「砂漠のトリュフ」を売りに来た。名前失念。美味というわけでもないが、ただ希少なのだという。一箱約3200円(2009年1月11日現在)。


クウェートという国がどこまで行ってもこんな感じで、大学も語学学校も砂漠の中にあるだなんて思わないで欲しい、なんて、誰に口聞いているんだという感じですが。都市から車で1時間弱離れると、今まで蠢いていた蟠りがするすると波が引いていくように退散していくのが分かる。ああ、そうなのか、そうなんだよな、という合点。溜まっていたうずもりが解けていく。原点を知るとか、「本当」(何が「本当」かなんて、ねぇ。)の姿を垣間見たゆえのか、なんて陳腐な言葉で片付けたくないんだ。悩みを全身で受け止めて、省察を深く深く加え「ようとした」者だけに許される、安堵のため息。これで私は世界とやっていけると思うのだ。なぜ?と考えても、自分の持ち合わせている思考回路じゃ、どうにもならない世界のほうが多い。リアリストになれ、という分かりやすい話にはしたくない。手元のお茶が煮詰まった人だけに許される、諦めでも受容でも譲歩でもない。この感覚が好きだから、私は旅が、「異なるもの」との出会いに首ったけ、そしてやめられないのだと思う。一日5回のアッラー・アクバルに絶望する義務はなくとも、一旦はそうなるのが礼儀だと。何度か振り子のように往復するのが、一番人間らしくてかっこいいんだ。いつもの回りくどい謙遜も前提も置いておいて。そうやって、窓から眺めたり、胸を張るのもたまには悪くないと思う。




3 comments:

Anonymous said...

oh hi, camels ^^ many think them as holy animals :)

What were you doing in the desert, I could not be able to read that :0 Also why do they have fences near that.. sea?

-Kerim.

soissoimeme said...

Aha, I was just standing. The fence is the border between Saudi Arabia and Kuwait.

Just wait for the responce for e-mail, please.

Anonymous said...

I did not mean the e-mail by 'could not be able to read that' I meant kanji (your blog) :D :D