Saturday, December 6, 2008

ギブ・ミー・ジョブ?

11月24日記。

分かっていない人というのはイタいもの。愚鈍であること自体は罪ではないが、それを認識していないか(認識できないから愚鈍なのであるが)、そうであるかも知れない可能性の保留さえもできなくなったら世も末である。ただ、愚鈍であることの事実は事実として動かしがたく、何の変更も加えられないので、このことにあまり煩わされず、自分の身分に応じて(=愚鈍なりに)己の生を楽しんで何とかやっていく権利(権利とか何とか言いたくないが、そんな感じの良い概念が言語化されていないと、この愚者は思うので)はあるのかなと思う。それでも、保留できるのは可能性だけなので、地球上すべてのひとに見透かされ、イタいなこの子、と思われていたときの、ごめんなさい感が意外と恐怖で、それがまた、お前アホとちゃうか、そういうのがイタいんや、という感じでもある。

社会的害悪として生きていかねばならないのはどうしようもないから、せめてその程度だけでも軽減できたら、人類の発展(?)に寄与できるというもので、「自分に何ができるのか」とか「自分に向いているのは」なんていうのは、私の最も嫌いなポジティヴという人たちだけが吐いていればいい台詞なので、なしとして。ちょっとずつ持参した和書(邦書)を(物理的にもまず)軽い輩から消化させていただいておる際に、ショウペンハウエル(『読書について 他二篇』がぐさぐさ刺さってきて、ドMな人にはたまらんでしょうな、という次第。

日本に帰って職に就かなければならんわけだけれども、アカデミズムの端にでもぶら下がっていたいな、というのぼせ上がりから、ジャーナリズム云々となると新聞とか出版とかそういう系しか見当たらないのだが、ドイツ語に訳すと彼らは「日雇い人夫」(今は放送禁止用語なのかな)ですからねぇ。まぁ、もう既にこんな感じだけれども。そりゃあ、何も所有してないし、無能だし、ゆえにこんなんなのですけど。この辛辣さが快楽になったら末期かな。結論から言うと、できるだけ他人に影響の少ないお仕事が、共通善みたいなのを考えると、いいのかなと思います。朝○新聞の説明会とかに来ちゃってる人とか、きっとどうにもならんだろうなぁ、と日々就活メールを削除しながらぶだぶだ言いつつ、誰か私にお仕事をくれるんだろうか、とたまにはこういうことも考えておこうと、ね。

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