人間の弱さに絶望する暇があったら、
己の脚を見てみろ、
どんなに醜くとも地面に着いているじゃないか。
胸に手を当ててみろ、
あの美しい子と私の心音には何の違いもない。
苦労や苦悩は絶対的なものであって
決して相対的なものではないけれど、
では、一番彼女が美しかったときに
原爆の閃光を浴びて
焼け爛れた少女の苦しみを何と呼べばいい。
たまには人間の強さを過信しても
そうそう罰は当たるまい。
心臓はなかなか容易に止まるものでもない。
動いている間、
何か大切なことがひとつ見つかれば。
それだけで生きていけるほど、
人間はきっと単純で複雑で愚かで愛すべき生き物なのだと。
人間の弱さに絶望するでないぞ。
決して、絶望するでないぞ。
Thursday, August 28, 2008
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