Saturday, September 27, 2008

女神たち

優秀な(=仕事ができるという意味での)人には自然と仕事からやってくる・・・と誰かの上司が言っていたらしい。自分のことなんて分からないけれど、他人を見ていると大体そうであると思う。実力社会の芸能界なんかでは特にそうだろう。藤原紀香が作品に恵まれないと評する人がいるけれど、恵まれないのは女優としての演技力に欠けるからだろう。自然淘汰とはよく言ったもの。女神は前髪だけしかなくて、後頭部は禿げ、とは有名な話だけれど、女神が今そこにいるかどうかは、女神の存在を認識するに耐える人にしか見えないものだ。私の周りには私に似つかわしくないほど、賢くて優しくて深くて味があって私に良くしてくださる方々がいらっしゃる。渡クに際して、実感する日々。私は、いつ女神たちと目を合わせたのだろう。

女神のうちの2人である、トルコ人のケリム(22)とシリア人のムハンマド(21)と昨日偶然同時にチャット。学期中はそんなチャットなどしていられず、いつも拒否してしまうが、今月はラマダンということもあって、お二人とも暇らしい。とはいえ、トルコとシリアではラマダンの様子もかなり異なる。語弊があるが、シリアでは「まだ」プリミティヴで、トルコではモダナイズされた感じといえばいいだろう。ムハンマドくんの家には計25人(!)の親族が日暮れと同時に集まり、夕餉をたべる。朝、日の出前に食べためてから約15時間後だ。慣れれば問題なさそうだが、確実に身体には悪そうなのは否めない。大学通学ボイコット。一方、トルコのほうは、言ってしまえばラマダンに日常を支配はされていない。ちなみに2人とも日本語学習者で、ムハンマドくんの方はいわゆるオタクで、完全に日本文化を愛してしまっている。ケリムの方は、一族郎党全員が医者というエリート一家(本人は断固として否定するけれど)だけれど、本人は法学部で、日本で言う国Ⅰを受けるようなパブリックマインドのキャラなので話も合うし、賢いし、色々と学ぶものが多い。・・・書くつもりはなかったが、これにアメリカ人の友達を加えれば、「私の男友達を紹介します」コーナー。

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