Friday, August 1, 2008

不倫と公共心

《Adultery and public spitits》
なぜか興奮して寝付けずに夜を明かしてしまったので、くだらないことをば。


山本モナの不倫騒動に続き、渡辺アナウンサーという人が不倫したとかで、非難・バッシングが多いんだと。皆さんお暇なようで結構なことだが(失業等でお暇なのなら結構なことではないけれど)、眉をひそめる方々は①不倫なんて不道徳だ、みんなすべきでない②一般人はともかく、不道徳な不倫を公共の電波に乗るアナウンサーともあろう職業に就く人が行うなんて特にけしからん、のどちらの声を上げているのでしょう。


どちらにしても①’不倫は不道徳であるという価値観がある種の「共通観念」として今もこの日本でなお有効であり、他人に対してその性道徳の遵守を強要することが少なくとも当然と見なされる文化があること②’一般の人と職業に公共性を帯びる人で遵守すべき道徳観念のレヴェルが異なるということが前提とされていること、の2点が明確となった。これを前時代的であるとかアジア的と呼ぶ必要は特にないと思われる。良くも悪くもそれが今の日本なのだろう。

個人的には降板とか謝罪とかは行き過ぎで奇妙に思われた。不倫している(のであろう)人結構見かけるけど。だからといって、古き良き日本人の道徳が失われたと叫んでも仕方ない。時代は移り行くものよ。不倫のない社会より不倫のある社会のほうが多様性とか可能性があって建前としてはいいなぁ。とはいっても、なかなか実際不倫って難しいのではと思ってしまうが。所詮他人事。

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