Tuesday, August 19, 2008

近代国家の基礎:国境画定

シリアの友達がついにこのブログにアクセスできたらしい。その辺の情報統制の効き具合もどの程度いい加減なのだろうか。

シリアと言えば、最近レバノンとの国交樹立に向けて国境画定進行中。周辺国と自国との境界を確定するということは近代国家の基礎としてまず第一義に重要視されるわけだ。日本が最初に取り掛かったのは1875年の樺太千島交換条約(Treaty of Saint Petersburg, Traité de Saint-Pétersbourg)。隣国と公式に国交を正常化できずに何十年も係争中というのは、どんな背景があろうと、日本では外交政策の失敗と間違いなく非難されるだろうが、それにしてもシリアの場合、(未調査かつ知識不足ゆえに何とも言えないが)国内で現実主義路線とナショナリスティック拡大路線との対立とか、国内世論の触れ幅とか、多様なオピニオン形成がどの程度なされているのか等、暇になったら要調査。

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