Wednesday, August 13, 2008

愛してるのは

国際医療センターで健康診断書受け取り。異常なし。就職戦線も・・・異常なし?結局15.000円で済み。

上野駅内のドトールで5時間民法とやっとこさ格闘。こうでもしないと民法なんて開きたくもない。ああ、さすがに切羽詰まってきた。何もしなかったツケ。受験生の頃、平気で6時間ノンストップで集中力持続させていたのが今となっては幻の奇跡。今じゃ30分ごとにため息ついてる。たまには面白いところもないわけじゃないけど。

♪ねぇどうして、すごくすごく法律嫌いなこと、ただ考えようとするだけで、ルルルルル、涙が出ちゃうんだろう。あの日刑法と出会った日が、少しずつ思い出になっても・・・ルルルル・・・・愛してる(政治学を)・・・fin.

高校のとき、死刑の問題とか刑法39条に打ち震えたもんだけどな。それは哲学だったのだな。それは趣味にとどめましょう。学問を職業にできるような人間にあらず。はよう気づけ、おのれ。

集中が切れると、これからお盆で上野駅から帰省する家族連れや夫婦が織り成す夏の会話が耳に入ってくる。みんなが故郷に帰ってゆく。都会の子は田舎の親戚の子にバカにされながらも、野山を駆け回るんだろう。嫁は姑に気を遣いながらも、旦那は縁側にもう20年も生きているような猫と大の字になって昼寝するんだろう。賑やかな人の声が静まったら、風鈴の寂しげな音だけが夕暮れの赤とんぼと歌を歌って、また秋がやってくるんだろう。ご先祖も、親戚も帰ってゆく。田舎の子の非日常が終わりを告げる。甲子園も終わり、ぬるくなったカルピスが一人で汗をかいている。

なんだかんだ言って、日本もまだまだお盆をやるのだ。みんな一斉に顔を綻ばせながら原点に戻っていくこの営みが、なんだかものすごく愛おしくて、5時間もたせたアイスコーヒーが苦くて、『内民』が滲んで見える。どうして8月15日が終戦の日なんだろう。誰かのいたずらにしては痛々しすぎやしないかい。

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